様々な伝承に登場する魚人、人魚。 魚人は鱗に覆われ鰭と鰓を持った怪人の姿、人魚は下半身が魚になった美女の姿で描かれることが多い。 元々は海の凶事の象徴的存在であり、海へと近付く者を惑わし海中へ誘う性質を持つ。 人に近い心を持ったマーマンは人間と恋に落ちる場合もあるが、その多くは悲恋であり報われぬ結果を招く。 また、東洋においては不老不死の象徴とされ、その肉を食する事により並外れた寿命を得ることが出来るとされる。 各地に「人魚のミイラ」と呼ばれる剥製も存在するが、その真偽は不明。 創作の対象としては非常に人気で、様々なキャラクターで描かれる。 (文・z o n d a) |