イラスト Nさん



『スフィンクス』

人面に獅子の体を持った獣。漢字では「獅子女」と表記するらしい。
高い知能を持ち、人語を解す事が出来る。
エジプトでピラミッドを護る姿、そして人々に謎をかけた話が有名だが、実はそれぞれ全く別の個体の話である。
エジプト神話のスフィンクスは男の顔を持ち、聖獣として王や神を守護する存在だと言われる。
逆にギリシア神話の女の顔を持ったスフィンクスは、人々に謎をかけ、答えられない者を食べてしまう魔獣のような存在だった。
なお、スフィンクスには人間の顔を持った者以外に羊と鳥の顔を持った者もいる。
それぞれ正式には人面は「アンドロスフィンクス」、羊面は「クリオスフィンクス」、鳥面は「ヒエラコスフィンクス」と呼ばれる。
ゲームなどにはギリシア版が魔獣として登場することが多い。

(文・z o n d a)


戻る