幽霊、人魂。死した人間や動物の魂が肉体から抜け出た存在とされる。 それぞれ差異はあれど世界中にゴーストに関する伝承があり、どこが発祥とは特定できない。 姿や性格は生前のままであることがほとんどだが、日本では足の無い姿で描かれることが多い。 また、視認出来ない相手に対し、ボロ布をかぶって存在をアピールしている姿などもポピュラーである。 その発生については、生前に未練や恨みがあったり不浄な魂が天に昇れずに現世を彷徨っているものだとも言われる。 死に対し恐れを持っている人が多いため、死の具現化であるゴーストに対しても恐れを抱く人が多い。 しかし、死=永遠の消滅という考えを否定する存在でもあるため、逆に積極的に接触・解明しようと試みる人々もいる。 様々な物語に登場するが、とりわけホラーものや怪談には好んで取り上げられる。 (文・z o n d a) |