フランスのタラスコンという町の伝承に登場する怪物。 六本の足と硬い甲羅を持つ大ワニの魔物で、獅子の頭部を持っていたとも言われる。 更に毒の息を吐き、燃え上がる炎の糞を撒き散らすらしい。 タラスコン近くの川と森を住処としており、近隣の住民を襲っては多大な被害をもたらしていた。 だが、後にこの地を訪れた聖女マルタと聖水の力により調伏される事となる。 完全に手懐けられたタラスクであったが、人々の怒りは収まらず、結局石つぶてによって殺されてしまった。 知名度が低いため創作物にはあまり登場しないが、稀に大ワニや大亀の怪物として出てくる場合がある。 (文・z o n d a) |