日本の古い言い伝えに登場する魔物。 鼬の両腕に鋭い鎌が生えたような見た目をしており、旋風の中に住むと言われる。 風に触れた者に傷を負わせる性質を持つが、不思議と痛みや出血はない。 これは人に害を加える鎌鼬の他に、薬を塗る鎌鼬も存在するためだと言われる。 なお、この魔物は風によって皮膚が裂ける「カマイタチ現象」が元になっていると考えられているが、 実はカマイタチ現象そのものには科学的根拠は存在しないらしい。 創作物に登場する場合は、カマイタチ現象をモデルとした技名などに名前だけ使われる事が多い。 (文・z o n d a) |