落雷と共に現れるという妖怪の一種。 日本の古い伝承などに登場する。 イタチ、あるいは同程度の大きさの小型の四足獣の姿で描かれることが多い。 雷雨の中に棲むと言われ、雷の如く縦横無尽に天地を駆け、人畜に被害をもたらす。 その性質は、正に雷が無差別に落ちて物を破壊する様子が元になっていると思われる。 また、この妖怪を見た者は発狂してしまうと言われているが、雷獣の好物であるトウモロコシを与えると正常に戻るらしい。 知名度は低く、名前に独自性も無いためか創作物にはあまり登場しない。 (文・z o n d a) |