ついに帰ってきた。シマ次郎の親父が。
シマ次郎の父親は俳優で、主に海外で活躍している。
シマたろう「ママ、飯だ!」
サクラ「はいはい」
サクラは冷蔵庫からミルクを出した。ミルクだけを。
そして、シマたろうが仕事で大量にもらってきた
シリアルを皿に移し、豪快にミルクをかけ、
すさまじい勢いで食べる食べる。
特別厳しい父ではない。
ただ、肉が主食のシマ次郎にとって、
1日3食シリアルがうれしいはずがない。
シマたろう「さあ食え〜!」
問答無用で父はシマ次郎の皿に大量のシリアルを流し込み、
ミルクをぶっ掛け、シマ次郎に尋ねた。
シマたろう「ハナちゃんは、どこにいるんだい?」
シマ次郎「今は遊びに行ってるぜ」
シマたろう「今日はハナちゃんのために、
シリアルのCM撮影を休んできたからな。」
サクラ「(ハナちゃんが今日中に帰ってくるか…
心配ねぇ…)」
サクラはシリアルのおかわりを振る舞いつつ、
頭ではハナちゃんのことが気がかりだった。
シマたろう「ところでシマ次郎、早く食わんと、
シリアルがふやけてしまうぞ!
ひとかけらも残すことは許さんからな!」
コメント
父親登場。これで家族そろいました。
練習板で絵が進んで、いつかシマ次郎も消えてしまうと
思うと、心苦しいですな。
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