おとなチャレンジ・season3 第4話




絵&文:ムキ村さん


現時刻15:00
シマ次郎は約束通り、いつもの公園に来た。

シマ次郎「話ってのは何だ」

T0MY「いや、なんてことはない。君に宣言
     したいことがあってね。」

そのころラムリンは公園の木の影で聞き耳を立てていた。

ラムリン「(いったい何の話かしら…
     ここからじゃよく聞こえないわ)」

T0MY「この島を君からいただきたいんだけど、
     この島で君が持っている物も多い。
     それらも含めて全て僕に譲ってもらうよ。」

シマ次郎「何だと!?」
ガリガリガリガリ

ちょうど止まってあったリムジンで爪とぎをしていた
シマ次郎にはよく聞こえなかった。

T0MY「僕はこの島全体を工場にしたいと思ってるから
     君のお友達も働かせてやるから作業着の用意を
     させておいたほうが良い。
     あ、ミミリン声をかけなくて良いよ。
     彼女は特別に秘書にしてやる。
     あいつは中々うまそうだ。」

シマ次郎はその言葉に怒りの炎を燃やした。
T0MYを激しく威嚇し、叫んだ。

シマ次郎「ミミリンは俺の獲物だ!
     貴様にミミリンはわたさねぇ!」

漢らしい叫びが響いたが、その叫びでラムリンが
傷つき、その場を後にしていたことには、シマ次郎も
T0MYも気づかなかった。

ラムリン「(そんな…もうシマ次郎の心が
      決まっていたなんて…)」

シマ「そういえば約束の肉はどうした!?
   それがなければタダじゃおかないぜ」

T0MY「フ…大喰らいめ。肉ならここにあるぜ!」

シマ次郎「こ…これは!?」

次の瞬間、T0MYの仕掛けた卑劣な罠が
シマ次郎を襲った。

コメント
生の俺の調子が出てきたからペースダウンするかも。




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